二頭身になったら

2009年2月3日 00:55:23

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月末から月初は、忙しい。
機関紙の編集にいくつかの締め切り。
それらの日程が、少しずつずれてくれると嬉しいな、といつも思うけれど、
なぜかいつもまとまってくる。一週間のうちにまとめていろんなことがやってくる。
それが、月末から月初。だから体は忙しい。
頭の中は? そうでもない、気がする。
脚本を書くほどのエネルギを消費するわけではない。
だけど、眠る時間がいつもより少なくなる。
それをいつも忙しいという言葉で出力する。

でも、頭の中はそれほどでもないのだから、ほんとうには忙しくはない。
本当に忙しいのは、一つところに座り、
何時間も何時間も次の脚本のことを考えているときだったり、
稽古を終えて、帰宅するまでの2分間であったり、
「おはよう」と稽古場に入る瞬間であったり。

目の前の止まり木には、コトバがぼんやり。
「ほっほー」と声をかけると、「ほっほー」と小さい声で返す。
「なあなあ、コトバ君コトバ君、
見沢さんの舞台は、こんな感じにしたいんだけど」と声をかけると、
「ほうほう」と人間のような返事をする。

コトバ君もきっと毎日忙しいのだろう。
いや、そうでもないかな。

机につき、仕事をする。
ふと見上げると、コトバ君は二等身。
二頭身になってきたら、眠たい証拠。
いつもはまんまるの目が、ゆっくりゆっくり閉じていく。
少し音を出すと、「はっ!」として、目を醒ます。
その数秒後には、また眠い眠いと目が閉じていく。
月末だろうが月初だろうが、目が閉じていく。

コトバ君は、眠りかけ。
面白いので「やあ」と声をかけてみる。
「はっ!なんだ?」「おれ、寝てないよ!」と、きょろきょろ。
でも、また数秒後には、まぶたが閉じる。
月末でも月初でもコトバ君。
締め切りはないけど、食欲はある。
食べて、飛んで、遊んで、眠って。それはそれで忙しいのかな。

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