会場入りした形而上のAsagayaLoft/A
2009年3月28日 03:11:28
約束の日のために、真夜中、阿佐ヶ谷、ロフトA。
ダンプカーを乗りつけ、劇団員全員で乗り込む。
照明家若林恒美さん、さかい君、
そして、衣装のクラモチユキコさんも到着。
この会場で公演をするのは何回目だろう。
すっかりホームの気分。
いつもお世話になるスタッフの方々の笑顔に迎えられ、
嬉しくなる。
あのいつもの笑顔だ。
この地下室に形而上の新しい概念が創造される真夜中午前3時9分。
地下室の小さなテーブルにラップトップを開き、
その全く新しい概念に鶴嘴を打ち込む。
カチリ!
鶴嘴が新しい概念に突き当たる音が、した。
真夜中、阿佐ヶ谷、地下、ロフト。
数キロ離れた自宅には、コトバが小さくなって待っている。
生意気口を叩きに叩くコトバもこんな真夜中は苦手なはずだ。
カチリ!
また音がした。
まったく新しい概念なんだ。
その鉱脈に鶴嘴を打ち込み、その切っ先が、その一点に当たる音。
約束の日にむかう。
仕込みを続ける劇団員、照明部、衣装部。
忙しく働き続ける総勢13人。
ここで過ごす夜は何回目だろう。
ここを過ごす夜は何回目だろう。
ここに過ごす夜は何回目だろう。