コトバという名前のふくろう。演劇対話。そして多分それは真夜中
2009年7月9日 23:25:09
演劇が演劇以上になることがないことをようやく知った。
そして、演劇以下になることはよくあることだということも。
言葉は言葉以上にも言葉以下にもなることはないのに、
演劇は、なぜか、演劇以下になる。
そんな演劇ばかりだ。
なんでかな、と、ずっと考えていた。
「テーマ」をもつからかな、と仮説を立てていた。
そして、「テーマ」ってそもそもなんなんだ、と考えていた。
例えば、ジャン・イチエは、
『まぎれもなく存在する、特異な感情』と「テーマ」を定義した。
そこに、表現者の全人格が反映されると考えた。
なるほど。
感情か・・・
こりゃ難しい定義だ。ここでいう感情という言葉の意味は、
誤解されやすいんじゃないかな。
ジャン・イチエのいう感情は、少なくとも『情緒の響き』だけをさしてはいない。
そこに包括されているのは、イデーだ。
イデーの直接の反映だ。
多分、今は真夜中だ。真夜中にこうやってコトバと対話する。