発熱の夜、森田童子が囁き続ける。きみは悲しみの青い空をひとりで飛べるか、と。
2010年1月13日 21:09:31
一曲が、何故か、何度も、何度も、ここに流れる。
悲しい時はほほよせて
淋しい時は胸を合せて
ただふたりは息をこらえて
虫の音を聞いていました
そんな淋しい夏の終わりでした
悲しい時はほほよせて
淋しい時は胸を合せて
ただふたりは目を閉じて
眠るのを待っていました
そんな淋しい愛の形でした
悲しい時はほほよせて
淋しい時は胸を合せて
ただふたりは夜のふちへ
ふるえて旅立つのでした
そんな淋しいふたりの始まりでした