日本という質量・・・55-10 『60億以上の死をリアルに体験します』
2006年9月29日 22:02:24
先日、一本の芝居を観てきました。
池袋芸術劇場。
立派な劇場です。
その芝居では、226事件を扱っていました。
事前にそのことは知っていたので、
興味深く拝見しました。
226事件。
雪・・・
陸軍・・・
クーデター・・・
殺害・・・
逆賊・・・
様々な単語が渦巻きます。
226事件を扱った作品は無数にあります。
映画でも、小説でも、舞台でも。
自分もかなり勉強しました。
なぜか。
決起した彼らの心情が痛いほどにわかるからです。
今回見たこの作品は、
前説で「これは226をテーマにしたラブコメです!」
と言い切っていました。
226をテーマじゃないだろ!と突っ込みを入れながら、
ラブコメ?
えっ?
ラブコメって、・・・・?ん?
と。
まさにその通りでした。
あの事件を肯定も否定もせず、
ひたすら、
個を描くことに苦心していた作品。
ああ、こんなアプローチがあるのか・・・
自分に書けない。
そのプロセスを持っていない。
その回線をそも所有していない・・・
考えています。
日本ごっこをしようとしている、
安部政権。
閣僚の顔ぶれを見ましたか。
日本ごっこを続けていると、
本当の敵が日本になってしまいますよ。