朝帰る、SIONを歌いながら、雨
2010年5月20日 08:15:08
阿佐ヶ谷からぶらぶらと朝帰りは、雨。
昨夜の楽しかったトークセッションを振り返ったり、
本番前の打ち合わせでの話の中から生まれた着想ににやついたり、
ままならない肉体に苦笑したり、
雨か。
俺は、王様だと、思ってた、
俺の声で、誰でも、踊ると思ってた、
だがしかし、俺の、叫ぶ声は、
ピンボールさ、ただ、跳ねてるだけ
SIONを歌いながら、雨。
二十数年前の日々を思い出す。
あちこちで頭から否定されてきた日々を思い出す。
それらの否定に反論できなかった日々を思い出す。
反論に値する作品をもてなかった日々を思い出す。
そんな知識も論理も言葉も声も持たなかった日々を思い出す。
酔っ払って、ぼくを否定していた彼ら、
今、自分がそんな年になっていることに気が付いたら、
なんだ、雨か。