卵を産み続けるコトバは、仕事の邪魔をし、甘えてくる。
2010年7月4日 20:39:22
机について脚本を書いている。
毎日、一定の時間、そうだ。こつこつと、時間をかけて書いている。
時には決めた時間中資料を読み込んだりしていることもある。
インターネットで読むべき資料を探していたりもする。
けれども、決めた時間の間は、こうして、机についている。
そんな時、コトバがやってくる。
目の前の止まり木の上からひょいと飛んで来て、
腕に着地したり、原稿用紙の上に飛び乗ったり。
4歳と2ヶ月。
卵を産み始めた。女だ。女梟だ。
んー、甘えるしぐさが、かわいいじゃないか。
腕に乗って、顔をぼくに向けて、「にゃ」と鳴いたり、
腕や肩を甘嚙みしたり、髪の毛をついばんだり、
そして、一息、ベッドに体を横たえる。
コトバもやってくる。
耳元にやってきて、じっとそこにいる。
なんだなんだ、なかなかかわいいじゃないか。