あれも、これも、
2011年2月25日 18:45:37
そんなにあれもこれも大切か
そんなにあれもこれも欲しいのか
あれにもこれにもそんなに「あんた」は責任があるのか
あれもこれも大切であれにもこれにも責任があってあれもこれも欲しくて
大変だな、「あんた」
あれも、これも、とぎゃーぎゃー騒がしいが、「あんた」、
あれも、これも、ちゃんと受け入れる器量があんのか
あれも、これも、真に責任を取れる覚悟があんのか
あれも、これも、と大変だ、なあ、「あんた」
生活も仕事も自分も夢も遊びも金も友達も親も世間も大切なんだな
凄い凄い偉い偉い
そんなにあれもこれもと大したもんだ凄い器量だ真似できねぇ
あれも、これも、大切か
あれも、これも、真の責任において手に入れた奴を見たことはないが
「あんた」がそうか
これまで読んだ本の中にも見たことないが「あんた」がそうか
凄いな
あれも、これも、という表題は、もちろん、有名なあれのもじりだ
そんな一行を書くのも恥ずかしいがまったくのオリジナルだと思われるのも恥ずかしい
あれも、これも、か、まったく羨ましい
俺もそんな器量が欲しいもんだ
一人、は悲劇名詞か、喜劇名詞か
という問いを交わす「誰か」が欲しい、という「感情」は、喜劇か、悲劇か
問いは問うたと同時に解が存在しなければならないという持論そのまま
上記二行の問いは問うた瞬間に解の存在を見た
解の存在を見たが一日くらい思索上で楽しみたいと知らん顔
あれも、これも、と輝くほどの醜悪さと目を見張る破廉恥さをもって
裸の街が目の前にあらわれた
なんだなんだ「あんた」は俺を拒絶してたんじゃないのか
俺に優先順位なんかないって何度も言ってるし書いてる
だーかーらー
そんな「あんた」が羨ましいって話
あれも、これも、と当然の真の責任を持って接続できる「あんた」が羨ましいんだって
俺だって対外的に読むか、書くか、死ぬか、と三者に絞ってみたりはするけど
当たり前だ、答えははっきりしてるんだって
俺は誰にだって迷惑をかける
どこにだって不義理をする
そうしなきゃどこにも進めない
だーかーらー
あっちにもこっちにもいい顔なんかできるわけないってはーなーし
「あんた」とは違うんだ
あっちにもこっちにも優しくなんかできないってはーなーし
今、現在の、全ての出来事をなくすことに、何の躊躇もない
それでもっと高く飛べると判断したなら
今すぐそうする
当たり前だ
これまでもそうしてきた
生活なんか知ったことか仕事なんか知ったことか友人なんか知ったことか金なんか知ったことか親なんか知ったことか故郷なんか知ったことか社会なんか知ったことか
いつだって、全ての出来事をうしなうことにためらいはない
一人、は、悲劇名詞か、喜劇名詞か
こんなつまらない質問に答えることはない
問うた瞬間に解は提出されている、という構造なんだから
退屈だな
「あんた」が羨ましい
あっちにちょろちょろこっちにちょろちょろ
何が大切なのかそんなこと知りゃしないが「あんた」には「あんた」のそれがあるんだろ
だーかーらー
住む世界がこんなに違うんだから対話なんか成り立たないってはーなーし
退屈しのぎにもならないの
寝転がってこんな雑文を携帯で打ってる時間も俺も時間なんだ
暇つぶしにもならないな
退屈だ
八文字の脚本を、ほんとに上演しようかな
その八文字を舞台の上で命にするのはどんな俳優だろう
そうだな
あれか、これか、だ