鈴木邦男という質量

2011年5月17日 23:48:33

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ここ2カ月の「月刊TIMES」。
毎回、読み応えのある記事を書かれている鈴木さん。
綿密な取材に裏打ちされた大胆な仮説言説。そして、その人柄を彷彿とさせる豊かな筆致。
毎月楽しみに読んでいる。

その鈴木さんとの対談「北一輝を語る」がアップされた。
鈴木さんのHP「鈴木邦男をぶっとばせ!」だ。
この先もいくつか対談が予定されている。楽しみだ。
楽しみだけど、大きな圧力も当然感じている。当たり前だ。当然だ。

鈴木さんの波乱万丈な半生とぼくの半生が違いすぎる。
活動してきたその範囲があまりに違いすぎる。その勉強量も出会いも別れも違いすぎる。
対談が組まれるとなんとか返事くらいはできるようにと、資料を読み込む。
多い時には、20冊も資料を読む。それでも十分だったことはかつて、ない。

付け焼刃的に、一夜漬け的に、そうやって勉強しても、
鈴木さんが経験の中で体に叩き込んだ論理にかなうはずがない。
それでも、返事くらいはしたいと、必死に本を読む。読んで考える。
考えて、自分なりの意見を持とうと思う。意見を持って、それを一つの論にしたいと思う。

間に合うかな、と思う。いつも、そう思う。
鈴木さんとまともに話ができるようになりたいと思いながら。

間に合うかな。