着々と予定をこなし、少しずつ睡眠時間を取り返しつつ

2011年5月26日 22:44:10

舞台音楽の仕事もやまを超えた。
それにしても舞台音楽の作成は手間がかかるものだ。
最初の稽古見から始まり、
演出部との打ち合わせ、
その打ち合わせを受けての作曲。
作曲したものは、仮カラオケを作って、出す。
演出部・劇団で、キーチェックや構成を確認してもらい、
また打ち合わせ。
構成の変更や、仕上がりの確認を双方向的に作る。
ようやく本録音。
最新のデジタル設備があれば、とも思うけれども、
舞台音楽は、人間の手が弾いた方が、いい。絶対に、だ。

20年来の友人に協力してもらい、録音を進めている。
ここではない、もう一つの秘密基地で真夜中を彼と過ごす。
ギターだのベースだのキーボードだの、
現在の録音機材からはかけ離れた、あまりにアナログな環境で録る。

録りながら、共に過ごした日々がフラッシュする。

「いやぁ、あの頃は楽しかったねぇ」
「今の方がもっと楽しいけどね」

真夜中の静寂を突き破る俺たちの音。
真夜中の喧騒を一掃する俺たちの音。

予定された作業を予定された時間に終え、真夜中をドライブする。
着々と予定をこなしていく。
驚くほど正確に仕事を進めていく。
この正確さは自信感嘆するほどだ。

今日は、少し眠れるだろうか。