真夜中、コトバといつまでも話す

2011年6月4日 23:21:07

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夜中近くに帰ってくると、コトバが待っていた。

のんきな顔して、「にゃー」とないた。

おなかがすいたか、寂しかったか。

「にゃー」とないて、ぼくを見た。

おやつ食べるか、と餌を出すと、手の上に飛び乗ってきた。

一口、二口、と口に運ぶ。

ぱくっ、ごっくん、ぱくっ、ごくん。

二口食べたら、もっともっととぼくを見た。

もうダメ。食べ過ぎ。また明日の朝な。

コトバはそれがわかったのか、じっとぼくを見ている。

なあなあ、コトバさん、コトバさん、と話しかける。

真夜中、いつまでもコトバと話している。