『悪魔の手紙』C・S・ルイス/著 中村妙子/訳

2006年3月6日 19:22:00

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さて、今日の一冊です。
自分は東京に住んでいます。
東京・・・・
今は亡き祖母は、

「東京は怖い所だ。
東京は外国だ。」

とよく言っていました。
彼女は東京を訪ねたことはないはずですが、
なにかのイメージでそう捉えていたのでしょう、東京。
彼女は88歳で他界し、
自分は、その年まであと50年。
自分は東京に住んでいます。
彼女の言う、そのイメージが分かるようになってきました。
それが、正しいかどうかは知りませんが、
東京は・・・・
という主語が、独立国家のように厳と存在する恐ろしさ・・・・

『悪魔の手紙』
C・S・ルイス/著 中村妙子/訳

さて、この作者名を見てぴんときた人も多いでしょう。
帯文はしょうもないので、裏の紹介。

「『ナルニア国物語』の作者C・S・ルイスの
思想を知るための最良の1冊。
『現役を引退した老悪魔が、
人間を初めて誘惑する若い悪魔に
ほどこした助言』とは何か?
第二次大戦とヒトラーを見据え、
人間性についての深い省察が結実した代表作」

おお!
老悪魔、とな!
人間を誘惑する、とな!
その助言、とな・・・・
ヒトラー?
大戦?

おお!
くすぐるではないですか!

さて、いい作品です。
良書です。
訳も良し!
お勧めです。
まじで!