あれっ? 本番前ってこんなに忙しかったっけ?

2011年9月3日 23:57:34

そりゃ、いつもの公演とは企画内容が違う。

追悼公演と銘打ってるし、劇団公演ではなく、主催公演だ。

本番直前にあれこれイベントもある。

明日は、七回忌法要が執り行われる。

明後日は、ネイキッドロフトで関連イベントを行う。

それにしても、だ。

こんなに忙しかったかな?

4年前の三回忌を思い出してみる。

んー

あの時の方があたふたてんやわんやしていたな。

それに比べりゃ大したことはないか。

とはいえ、

時間が足らん!

眠る時間がほしい。

この期に及んで今更なんだと言われるかもしれないが、

脚本を読み込む。

もう構成もはっきりして、通し稽古の時期だ。

それでも、脚本を頭から読んでいく。

もう、自分が書いた脚本じゃないみたいだ。

毎日毎日頭から読み返す。

ああしたほうがいいかな、こうしたほうがいいかな、と

もう、思い悩むことはない。

そこに「在る」ものは、必ず「在る」

劇団を作って、丸4年。「在る」ものは、「在る」と、

はっきりと言えるようになった。論理的に、だ。

存在即法則

この4年で手に入れた一言。

先日、演劇の大先輩に言われた。

「高木さんは、演劇を作ってるんじゃないんですね。

周りからは、作り込んでいるように見えるだろうけど」と。

あっ、見破られた。

そうなんだよな。創っている感覚は全くない。

そこに、在ればいいんだ。

在るものが在ることを証明しようとしているだけなんだ。

だから、作り込んでいるように見えるだろうし、

その、「見える」は、ぼくの気恥ずかしさをごまかすある種の擬態。

と、ここで表明したことは、実は、裏があり、と、

そう、いつまでも本当のことなんか言わないのです。

本当の一言。

それがちゃんと表明できるのなら、今ここでこんなことをしていないで、

素晴らしい睡眠をとってるはずだもん。

と、逆説ラッシュ。

案外面白い理屈だけど、

聞き手は真夜中しかいない。

コトバに話しかけようにも、ぼんやり寝てるし。

まあ、いいや。

脚本読むか。

全然眠くないし、初稿を頭からめくっていこう。