大きな渦の中で

2011年10月24日 23:57:57

ずっと、長い間、言葉というものを考えてきた。
記号としての言葉も、実用としての言葉も、表現としての言葉も、
感情としての言葉も、存在としての言葉も、言語としての言葉も、
対言葉としての言葉も、対社会としての言葉も、対自としての言葉も、だ。

ずっと、考えてきた。
考えながら、その都度その都度、それなりの、その当時の解答を答えてきた。
その解答は、翌日には常に反証されたにもかかわらず、だ。

反証に反証を重ね、例証を積み重ね、解答し、またすぐに反証し、

ずっと言葉というものを考えていた。
今日は、第一回の『劇的読書会』

『劇的読書会』という名称。
読書と言うものが、その個人にとって、いつも劇的であってほしいという、
一つの願いだ。そう思い、名付けた。

予想以上の参加者。みんな同じ課題図書を開き、本を読む。
ぼくに語れることがあることに関しては、話した。
主観だらけの話だが・・・

読書、という、一つの出来事が変わろうとしている。
それを感じている。それは、とても大きな渦だ。
その渦中にいる。それを感じる。読むだけの読書が、変わろうとしている。

読書自身が、変化を求めている。
読書の声が聞こえる。彼の声が聞こえる。