『読書代行』という仕事

2012年1月9日 22:00:14

表題に、仕事、と書いたけれど、仕事? と思ったりもする。

確かに、読み、書いて、なにがしかのお代を頂戴する。

そういった換金性においては、確かに仕事とも言えるだろう。

そして、周囲へは、自分でも「仕事」と言っている。

が、どうも心の奥底で、「仕事?」と首を傾げるぼくもいる。

テレビで紹介されたこともあるだろう。依頼は確かに増えている。

たくさんの問い合わせをいただく。

中には、小学生からの依頼もある。読書感想文だ。

冬休みの課題なのかもしれない。メールで「いくらですか」と。

代行料は、年齢で上下はしない。だから、通常の見積もりをした。

大学生、会社員、公務員など、たくさんの方から依頼を頂く。

それにしても、世の中にはたくさんの本があるものだ。

依頼を頂いた本で、それまでに自分が読んだことのあるものは1割に満たないだろう。

残りの9割以上は、初めての本だ。だから楽しみがある。

普段、自分が手にしな本を読める。そして、書いて、それが換金される。

現在もいくつか受注しており、ぼちぼちと読み、書いている。

楽しいと言えば、楽しい。辛いと言えば辛い。

とはいえ、ここまで来たんだ。退くのは難しい。もう少しやってみるか。

いつか、『読書代行』という分野で、何かを極めることができるかもしれない。

或いは、何もつかめずに終わるかもしれない。

何にせよ、今も読書代行に追われている。