2012年2月17日 00:00:12

そんなことを友人と話した。

お互い話しながら、命題の定義を正確にしていくと、

あらわになった境界は、あまりに広く、だから、形而上の解釈をせざるを得なかった。

そういえば、ぼくはいろいろな事物を、現象を、出来事を、感情を、
いつも相対的に考える。そう考えるように癖づけてきた。

それは、ぼくのこれまでの人生の自己防衛でのあったのだが。

相対的に考えることによって、常に、絶対的な何かを望んでいたんだ。

絶対的な何か。

今日の友人との話も、絶対的な何かを見つけたかったが、
『入る』と『出る』は、あまりに教科書的に相対的だった。

けれども、あまりに相対的なので、そこに絶対性を見つけた。

なるほど。『入る』=『出る』か、と。

こんな話ができる友人がいることは、ぼくの幸福の一つだ。