約束の日が近づいてくる
2012年3月2日 21:16:04
あと一週間。
こんな時期に感じる感覚は、これまでの公演とはいささか違う。
やらなければならないことは同じなのだから、
時間的な感じ方も同じはずなのに、と考えてみた。
答えはすぐにわかった。
表現者と存在者という決定的な違い故か、と。
標的と狙撃者ほどの違いが、そこにはある。
腰の痛みをかばって寝ていたからか、首を寝違えた。
腰だの首だの、もう何が何だかわからん。わからんが、痛くて不快だ。
得意のショック療法を! と思ったが、
体のとても大切な部分をどうにかしてしまいそうで、それもできない。
おとなしく本を読む。
読んでいたら、コトバがやってきた。
遊ぼう遊ぼう、そんな顔だ。
まったくもう、と言いながら、手を休め、コトバと遊ぶ。
もうずっと一緒に暮らしてきたな。
いい年頃の女だ。甘え方もなかなかうまくなった。
すね方も一人前だ。そして、怒り方も立派な女だ。
遊ぼう遊ぼうと、その小さな体全体で存在するコトバ。
遊ぼう遊ぼうと、その命丸ごと存在するコトバ。
お前を見ていると、存在者の真の意味を知ったようなきがする。