どれを観ようかと迷いながら真夜中
2012年4月4日 22:11:20
読書会の参加者から、読んだ本のメールをいただいた。
前回、参加者それぞれが、「私の一冊」をあげた。
影響を受けた本、大好きな本、何度も読み直してしまう本、
そんな一冊を発表した。
わざわざ時間を作って読書会なるものに参加している人たちだ。
「読書」をなにか、「趣味」以上のことだと考えているはずだ。
そんな参加者がピックアップした「私の一冊」を
他の参加者も読んでみようじゃないか、という企画だ。
(作品を発表するのに、宣伝をする。
チラシを作ったり、ポスターを作ったり、ネット上に情報をあげたり。
そんな時、現在は『肩書』がどうしても必要になってくる。
原作だったり、
照明だったり、だ。
ぼくは、これまで、脚本・演出・舞台美術・選曲とか作曲とか、
と名乗っていた。
が、ずっと、違和感がつきまとっていた。
脚本は、確かに書いてはいるが、そうはいっても、『脚本』ではない。
演出の真似事はしているが、決して演出家ではない。
舞台を創っている自覚がないので舞台美術という言い方は矛盾している。
選曲はしているが、それは仕事だとは感じられない。
ということで、次回は、『照準機関』という肩書にした。)
さて、それぞれの参加者があげた「私の一冊」だ。
ぼくも、一冊あげた。
それらを読んだ参加者から、感想をいただいた。
内容や解釈に対するその方の思いや質問や決意が込められたメールだ。
本なんか、好きに読めばいい、とも言えるが、
読み方や、読まれ方を知っていると、その味わいもおのずと違ってくる。
その方のメールも、その読み方読まれ方に触れる内容だった。
嬉しいメールだった。
そして、その読書は、正しい、と思った。
相対的な正しさではなく、絶対的な正しさだ。
さて、真夜中だ。
三本のDVDを前にどれを観ようかと思い悩んでいる。
どれも観ても、失敗はないだろう。が、成功したい真夜中。