殺るか殺られるかの銃弾を机の上に並べる
2012年4月29日 00:47:05
いつでもそうだ。
脚本を書くときにはそんな銃弾を見詰める。
なんてことを書くとまた「公安」の方々が「問い合わせ」に来るかもしれないが、
これまでのことだって、
どこをどう読んだって、「比喩」だろ! そんなことがわからんのか。
「わかってますが、これも仕事で」とあんたがたは言う。
わかってんのなら、どんどん書いても問題ないだろ。
今も、
目の前に「殺る」ためだけの存在がその存在をピカピカと光る。
そっと手に取り、しっかりと机に置きなおす。
確かな質量。
深作の名作「仁義なき戦い」のラスト。
菅原文太扮する広能昌三が、拳銃を構え一言、呟く。
「山守さん・・・
弾はまだ残っとるがよう・・・」
俺にも、ここにまだ、弾は残っている。
それを撃つ、弾が。