どんどん開演時間の謎に迫りますよ

2012年5月18日 00:01:40

どうやら、ぼく一人でやっているこの「運動」は、『生意気』らしい。

『生意気』?

?????

んー、わからん。
いや、『生意気』という言葉の意味はもちろんわかるのだが、
わからんのだよ。

宣言通り、開演時間に始まらない舞台は、観ん!
席を立って、帰る。
チケット代はもちろん、支払う。

それを実行していることが、『生意気』なんだとさ。

考えるんだな。
『生意気』だと言った先輩の名前を出そうか。
実名を出すなら、やり取り全てを公開すべきだが、許可を得てはいない。
許可が出たら、やり取りの全てを公開しよう。

『生意気』を考えるのですよ。
考えるまでもないけれども、徹底的にやるには、こっちも武装しなきゃならん。
感情だけで物を言われているのはわかっちゃいるが、
それを感情で返したところで子供の喧嘩。

喧嘩は、勝たなきゃならん。
徹底的にやらなきゃならん。
相手が立ち上がれなくなるほどの徹底性を持って。

そのために武装するのですよ。

感情から出た言葉のようだが、
どうやら、上から言われているらしい。
そりゃまあ、相手は演劇界の先輩だ。
上から言うだろう。
大した実績もないくせに、とか、
経験の長短や、活動の幅や、人脈や、なんかそんなんだろう。

実績ってなんですか。
作品を創った本数ですか。
海外公演をやったとか、全国ツアーをやったとか、
大きなホールでやったとか、DVDが売れているとか、
観客がたくさん入るとか、そういうことですか。

経験ってなんですか。
早く生まれ、ながく演劇をやればいい作品創れるのですか。
たくさんの演劇仲間がいればいいのですか。
協会に所属し、そこで演劇政治に関わればいいのですか。
たくさんの賞を受賞すればいいのですか。
「偉い人」と知り合いならいいのですか。

あなたにも、最初の舞台があったでしょう。
初舞台。よもや忘れたとは言わせませんよ。
必ず、

絶対に「初舞台」はあったはずです。その時、

あなたは、何を思いましたか。
どんな思いで舞台に立ちましたか。
どんな思いで稽古をしましたか。
舞台の上で何を見ましたか。

初心に戻ってみてはいかがですか。
あなたは、演劇を選んだのですね。
そこが、ぼくとあなたの決定的な違いです。
ぼくは、演劇に選ばれたのです。

だから、無礼を働くことは絶対に出来ないのです。
約束を守れないという無礼を平気ではたらくことができるあなたは、
所詮、あなたの演劇です。

初めての舞台を思い出してください。

開演時間を守りましょう、というぼく一人の運動が、そんなに脅威ですか。
脅威だと感じたから、『生意気』という言葉が出たのでしょ。

ぼくのこの運動が、「真実」だから、怖かったのでしょ。
だから、『生意気』だと思ったのでしょ。
違いますか?
違うのならば、反証してください。

そして、きちんと公開しましょう。みんなに聞いてもらいましょう。

あなたの反証が、もしかしたら止揚への大きな要素になるかもしれませんよ。

約束の時間を守るという当たり前のことがなぜできないのか、
ぼくにはそれが不思議でしょうがないのですよ。
何十年も舞台を創って来たのでしょう。
具体的な舞台づくりのノウハウはあなたの方がたくさんあるはずです。
にもかかわらず、何ですか、あのぐだぐだの客席は。

ぼくは、客席でわくわくしながら待っていたのですよ。
舞台を観たくて足を運んだのですよ。

初舞台を思い出してください。
自慢話や昔の栄光や、たくさんの知り合いの話はもうたくさん。
あなたが『今』創っているのは、

観客との約束を守れない『無礼』です。

それは、『作品』ではありません。

初舞台を思い出してください。