コトバがベッドを占領しやがる

2012年6月22日 22:49:29

写真

腹が痛い。頭が痒い。肩がこる。
ここ数日、このポンコツに文句ばかり言っている。
文句を言いながらも、「痛い、痒い、こる」の三拍子をどうにかしようと画策。

腹が痛いのは原因がわかっている。
前世の報いだ、前半生の悪行の報いだ、明日はないという思想故だ。
だから、仕方ない。ポンコツの身体がご機嫌を直してくれるのを待つ。

頭が痒いのは試行錯誤。
そういえばもう何年も痒かった気がする。
いろんなシャンプーを試してみたり、塗り薬を試してみたり。
どうもいかん。ふけが増えたり、痒みが増したり。
さあそこで調べに調べ、リサーチにリサーチを重ね、忠告と提言を聞き入れ、
もしかしたらこれが解決策か、というところまでたどり着いた。
もう何日か、何週間か試してみて結果も出るだろう。

肩がこる、首がこる。
何十年来の悪友。付き合うことに慣れてはきているがその不快ったらない。
まず、目を休める。体を休める。正しい姿勢に豊かな睡眠。
そんなことわかっちゃいるが。

なんでか知らんけど、最近コトバの奴がベッドで遊びたがる。
ぼくがベッドにいない隙に飛び降りてきて、

とことこ歩き回る。
好きな場所を見つけたら、威張ってぼくを見上げる。

またとことことととと歩き回り、ポジションを見つける。
顔だの羽だのをこすりつけ、ばたばたと大暴れ。
水浴びのつもりか、砂浴びのつもりか。
ひと騒動終えたら、また威張ってぼくを見上げる。

何様のつもりだ! と言うと、

「ほっほー」とのんきに答える。
脱力。かわいいからいいか。
お前がそこに居座るなら、ぼくは床で横になろう。
畳の上に薄手のクッションを敷き、ごろん。まあ、それはそれで気持ちいい。

畳に転がっていると、ベッドの上から、お腹の上に飛び降りてくる。
230gという軽さだからダメージはないが、何のつもりか。
お腹の上を歩き回り、またベッドに飛び上がる。

お腹が痛い、頭が痒い、肩がこる。
何にせよ、問題は一つずつ片付けていくべきだ。

明日があろうとなかろうと。