見沢さんの墓参り
2012年6月25日 23:15:15
梅雨の時期は天候が気にかかるが、この日は晴れた。
見沢さんの墓参り。
いつものようにお墓を洗い、見沢さんと話す。
そうだ、と思い立ち、見沢さんのお母さんに電話。
「今、お墓に来ていますよ」
映画「天皇ごっこ」は、新潟での上演を終え、残すところ来月の沖縄公演だ。
長いロードショー。DVDも発売されている。
山平重樹さんの連載「狂瀾の王国」も10回目だ。
まだまだ続く。見沢物語は、始まったばかりだ。
「お母さん、今、お墓に来ていますよ」
電話の向こうの見沢ママは、いつもの元気な声で、
「いい加減、親孝行するように伝えてください!」
見沢さん、呑気に寝てないで、ぼちぼち一発やりましょうか。
ぼちぼちね。ぼくもそうですよ。ぼちぼち一発やりましょうか。
話したことはほんとですよ。やると言ったらやりますよ。
体力がもつかどうか。
あちこちの人間関係はぶっ壊れるんだろうな。
でもまあ、そうしなきゃできそうもないしな。
最近、あちこちで「悪意」から発生する本質をふってみるが、
どうも理解されない。ぼくが間違っているのかもしれない。
が、だ、論理的に考えて、悪意からしか表現は生まれない。
悪意、と言うと、どうしても、「悪」が印象されるらしい。
そのあたりを説明するのは面倒で疲れるので、「そうだよね」と誤魔化す。
破壊。
ぼくは、築き上げた関係を全てぶっ壊さなければ、どうにもこの先に進めないらしい。
どう思う? 見沢さん。
まあ、どう思ってもいいが、そんなところで呑気に寝てんじゃねえ。
最後は半ば罵りながら、墓所を後にした。
清々しい本駒込。