君は知っているか

2012年7月21日 22:29:32

宙づりにされた感受性がどんなものか。

存在がもはやそれ以上高まることのないこの不可避の凝縮点を。

その脅威にあふれた場所を。

二つに分割されたこの恐るべき生命力を。

君は知っているか。

ぼくは、言葉という語を常に限界という意味で使用する。

君たちがぼくの作品とみなしたものは、ぼく自身のため息にすぎない。

ぼくがぼくの作品とみなすのは、
言葉が厳密にぼくの定義する限界という意味で使用される、
今現在、この瞬間の、出来事でしかない。