ロフト

2012年10月28日 17:25:20

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ロフトオーナー、席亭平野さんが先日上梓された一冊。
すぐに読んだ。面白い。一気に最後まで読んだ。
だって、ぼくの青春時代を華やかに突っ走ったバンドが続々と出てくるんだ。
ロフトから巣立ったたくさんのバンド、ミュージシャン。
その時代その時代で、平野さんが観た、彼ら。
平野さんにしか書けない一冊だ。

ロフトは、面白い。

確かに、面白い。

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これは、先日、新宿ロフトで開催されたイベント。
ジャパコアバンドとDJと革屋さんと刺青実演。
写真に写っている彫師が友人で、この日も楽しみに観に行った。
大音量のロックと煙草の煙。
ぎゅうぎゅう詰めの客席。かっこいい男たちといい女。
着飾った彼らの青春群像。

友人の彫りっぷりを眺めていたら、隣に女の腕。
刺青が入っている。ひじのあたりの真っ赤な蜘蛛の巣が特徴的だ。
かっこいいなあ、とその腕を見ていると、知り合いだった。

そして、もう一枚。

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これまた、先日のこと。
こちらは、阿佐ヶ谷ロフトで行われたイベント。
「鈴木邦男生誕祭その2」

の、予定が、若松監督が亡くなられ、
急遽「若松監督追悼イベント」に、なったようだ。

写真は、左から、鈴木邦男さん、足立正生さん、塩見孝也さん。
登壇者は、他にもたくさん。
若松監督の思い出やその映画論など、話は尽きない。

ロフトはいいなあ、と思っていると、席亭平野さんが来られた。

ロフトはやっぱりいいなあ、と平野さんと話して、思った。
またいつか、ここでやろう。
新宿ロフトでもプラスワンでもネイキッドでもロフトAでも。
ぼくにできない舞台はない。

そんなことを思いながら、今日、一つ大きな出来事を片づけた。