『白髪鬼』江戸川乱歩

2006年4月16日 18:59:44

先日紹介した、
江戸川乱歩作品です。
同じ出版社です。

『白髪鬼』
江戸川乱歩

そうです。
素晴らしい表紙のあれです。
で、また同じように、
アマゾンでは、表紙をリンクしていないので、
勝手に画像を上げさせてもらいます。

これです。

さて、内容ですが、
ちょっと長くなりそうですが、
紹介しますね

「姦夫姦婦のために
家庭を奪われ、
財産を奪われた男の
戦慄すべき復讐の物語!
推理小説界の最高峰に位置する
巨人江戸川乱歩の名作。
九州の西岸にあるS市の旧家大牟田家の主、
子爵の敏清は、
当時18歳の美女瑠璃子を妻とし、
親友川村義雄と三人で
しあわせな日をおくっていた。
しかし、
川村と瑠璃子の邪恋の犠牲となり、
敏清は地獄岩から落とされた!
墓所の穴蔵に入れられた棺の中で
敏清は息を吹き返したのであった!
暗黒の世界に閉じ込められた恐怖は、
敏清の黒髪をしらがに変えてしまった!
シナ海の海賊朱凌谿が隠していた
莫大な財宝を手にした敏清は・・・・。
成金紳士里見重之に
みごとに変身した大牟田敏清の
復讐はどうなされたのか?!」

ん・・・・
こうやって、
あらためて書いてみると、
難しい。
本作の、というか、
江戸川乱歩の空気を伝える困難!!!

暴力のように突きつけられる映像
と共に
朝霧のように染み入る情念
と共に
見えない闇を闇のまま
見えてるという、
恐怖・・・・

ああ、
やっぱり難しいや!