『ときめきに死す』丸山健二

2006年4月16日 20:15:37

何冊目でしょう。
丸山健二作品。

やっぱり好きなんですね。
好きと言うか・・・・
憧憬、恋慕、愛憎・・・・
うん、そんな感じなのかもしれません。

『ときめきに死す』
丸山健二

昭和57年の作品です。
もう随分前に書かれたのですね。

まず、言い切ります。

傑作です。

作品を評価するのに
いろいろな表現がありますが、
「傑作」という表現がこれほどまでに
ぴたりの作品はありません。

「白刃を血に染めよ!
栄光の一瞬を待つ若きテロリストの
論理と心情を、
緊迫したサスペンスのなかに描く」

うん、どうして、
丸山健二作品がすきなんだろう。

この作品は何度読んだかわかりません。
読み直して、
うん、

読書はやはり、
個人の政治だと感じました。

本作品は、
沢田研二主演で映画にもなってるんですよ。
見るほどのこともないけど。