あと一息
2013年4月2日 02:38:12
ここまであれこれ仕事が重なるとなかなか気持ちもいい
こうなることは分かっていたのではないか? と、自分に問いかけてみる
わかっては、いた
では、事前に対応してこうならないように対処できたのではないか?
わかってはいたが、対処はできなかった、という答え
ここ一か月余りを振り返ってみても、どこにも瑕疵はない
動きや思考に無駄があったとは思えない
それはさておき、地獄の一週間だ
書く事の4つの仕事がこの一週間に集中している
どれから手をつけても同じだ
全部をこなさないとどうにもならないんだから
忙しい忙しいと言うのは能力がないからだ
こんなもんさっさと書いてしまえばいい
週末には稽古が始まる
楽しみだ
出演者はこの脚本をどう聞くだろう
読んだり覚えたりする脚本じゃないということはすぐに理解してもらえるだろう
これは聞く脚本だ
気配を聞き、物音に耳を澄ませ、相手の会話ではない遠くの会話を聞き、
心のうちの詩情を聞き、作者の呟きや真夜中の不眠を聞き、
音楽と音と旋律を聞き、光の進む摩擦を聞き、
と、そんな脚本だ
そして、それはこの作品を観るために劇場に足を運ばれるお客様にも適用される
観客は、この作品を観るのではなく、聞く、のだ
真夜中に照準機関が呟いた
「自己さえもフィクションだ」と