稽古が始まった
2013年4月7日 00:32:16
予定していた日に予定通り稽古が始まった。
当たり前の事なのだが、それはとても不思議なことだ。
予定していた人が一堂に集まり、予定したように始まる。凄い。
それが、「予定」というものの本来的な性質なんだ、と言われれば、
「予定」を組む、或いは「予定」を立てることが、とても怖くなる。
それはさておき、稽古が始まった。
制作の話から、本読み、そしてすぐに立ち稽古。
毎度のことながら、オープニングから当たっていく。
画が、数か月前から、正確には33年前から、変わらずに、ある。
その画に対して嘘偽りなく正対するだけでいいのだ。
そうしている。
稽古から戻ると、コトバがなぜかぼくを威嚇してきたけれども、
今は、のんきな顔をしてくつろいでいる。
なあ、コトバさん、稽古が始まったんだ、
そう言うと、
ふーん、とコトバが言った。