『ランボー詩集』 著/ランボー 訳/堀口大學

2006年4月20日 21:37:40

なんだか、訳のわからないお天気。
太陽は出ているのに、
風が強く、
時おり、雨が落ちてくる。
どうやら、これから降るらしい。

さて、更新をサボってましたが、

『ランボー詩集』
著/ランボー 訳/堀口大學

有名ですね。
有名すぎて、紹介に気が引けます。
天才詩人と勲章受賞者のコラボ。

何度も何度も読んできたわけです。

読むたびに、
琴線に触れる言葉が微妙に違ってくるのですね。
年齢によっても違うのかなあ?

有名な詩ですが

「もう一度探し出したぞ。
何を?
永遠を。
それは、太陽と番った
海だ」

この詩は、ずっと心にひっかかっていたのが、
今回読んで、
すとんと、
わかりました。

ああ、なるほど。
ランボーは、見たんだ。
何を?
それが上手くいえないんだよね。
ランボーも言葉を捜している。
探して捜して、
捜しきった表現が、
『太陽と番った』
うん、
そういうことか。

ああ、やっぱりこの人は、
すごいや。

言葉の千年後に
希望があるような、
そんな力を内在した、詩集ですね。