ぼくは、ここには、いない。ぼくがいるのは、認識される場所よりも、ずっと先の場所なんだ
2013年5月9日 03:53:38
会場入りして、作品のコアとなる美術を創りこんだ
ぼくは何をしたわけではない
創り上げられるそれをただじっと見ていただけだ
それもまた一つの証明
朝早く、鶴見直斗とともに資材の搬入
渋滞の環八をのんびり走らせながらひたすら作品の話をする
明日から公開される作品ではない
その先にある作品の話だ
直斗といつからの付き合いかは知らないがこうして話のできることが楽しかった
「こうして」に豊かな情感があふれる
深夜に帰宅しコトバと話す
一日何をしたわけじゃないが酷く疲れている感じがしていた
動いてないから疲れるはずはないんだがな
明日締め切りの原稿を仕上げる
明日だか明後日だかの打ち合わせの準備をする
各方面からの連絡に今日のうちに返信をしておく
そんなことに時間をとられながら
なるほど、ぼくは、ここにはいないんだ、と空を見上げる
ぼくはここにはいない
すでに、と付け加えてもいい
少し横になった方がいいのだが、こんな疲労はたかが知れてる
さよならだ 待ってられない 先に行く 五月の空 一人生き行く
いつか詠んだ歌が夜を彩る