罪と罰、正義、神、革命、雪、時代、慟哭、悔恨・・・多くの巨大な概念をぼく自身の問題としてきたのだが
2013年6月6日 22:13:02
人を書きたい
と
ようやく人の姿が目の前に現れてきた
前作を書いている時にそんな気配を背後に感じては、いた
感じていたのだが、直視することができなかった
怖かったのだ
人が怖かった
人を書くことが怖かった
背中からぼくを呼ぶ声がする
達磨の声かもしれないし、怪異の声かもしれない
女の声かもしれないし、散った男の声かもしれない
人か
書けるだろうか