ひたすら本を読んでいる。仕事とはいえ、これがなかなか面白い。やっぱり小説が好きなんだな。
2013年12月1日 23:10:45
読書に目覚めたのは、思想書を読んだからではなく、
哲学書でもなく、宗教書でも、時局論でもなく、小説を読んだからだった。
小学生の頃、シャーロック・ホームズの活躍にものの見事にはまりこんだ。
その物語の中にいる自分を発見していた。
子どもの頃は、周りの全てが見えなくなり、物語の世界にはまり込むことができた。
あんなに夢中になって「読書」という世界に彷徨ったのは小学生の頃だけだ。
大人になったら、だめだ。
本を読みながらどうしても「現実」がまとわりつく。
ホームズの冒険は凄かった。
わくわくした。どきどきした。はらはらした。
手に汗握り、共に駆け、共に考え、共に痛み、ホームズとの時間を楽しんだ。
小説。物語の世界から、読書に目覚めたんだ。
ホームズから始まり、推理小説、冒険物語をむさぼり読んだ。
小学生から中学生になり、だんだんと難しい本も手に取るようになったけれども、
やっぱり今でも推理小説が大好きだ。
古典を読み直すこともあるし、現代の軽いミステリも好んで手にする。
ハードボイルドも好きだし、心理ものも好きだ。警察ものも、コメディタッチも好みだ。
ホラーだけは、昔からどうも苦手だが、読まないこともない。
今も現代日本の小説を読んでいる。仕事だ。
仕事でこんなのが読めるんだから幸せものだ。
かっこつけて、思想書だの哲学書だの読んで難しそうなことを口にしたりもするけど、
面白いのは謎解きで、それがぼくの読書の原点なんだな、と今日、思った。
わくわく、どきどき、そんな読書がやっぱり楽しい。