久しぶりにその詩集を開いた
2014年6月21日 00:22:49
何故か、ずっと長い間、その一冊の詩集を開くことがなかった
もう何十年も必ずこの机の上にあったというのに、だ
高校生の時に買った一冊の詩集
高校生にしたらかなり高額だった一冊の詩集
東京に持ってきた
大切にしてきた詩集
いつも必ずぼくの机の上にいた詩集
なぜか、ずっと、ずっと、長い間、開くことがなかった詩集
ぼくは、この詩集を開くのが、怖かったのかもしれない
血管と筋肉は祈りの文句よりあてになる。
ぼくらが時代にお慈悲を願う柄か!
ぼくらは
(だれだって)
この掌のなかに
世界の伝動ベルトを握ってる!
僕の精神には一筋の白髪もないし、
年寄りにありがちな優しさもない!
声の力で世界を完膚なきまでに破壊して、
ぼくは進む、美男子で
二十二歳。
ロシア革命と一人の詩人
というと、誰もがカリヤエフを思い浮かべるかもしれない
確かにカリヤエフも「詩人」だった
この一冊の詩集、ぼくを怖れされてきた詩集
ロシア革命と詩人マヤコフスキー
やはり、自殺した、とされる、詩人
いいのか悪いのか、どうやら、もうしばらくぼくは「革命」を描くのかもしれない