高木ごっこ・・・193-44 『T-コレクションとメッキ』
2007年2月14日 21:39:06
Tコレクション、と、
呼んでいます。
友人T君が選んだアイテム、
友人T君に頂いたアイテム、
そして、男Sやんに頂いたアイテム。
その全てがTコレクション。
自宅には、それが随分と集まってきました。
写真のグラスもそうです。
かけてみると、時代が輝きます。
何十年も生き抜き、海を越えて、ここにやってきた逸品。
無骨なスタイルながら、その作りにはため息が出ます。
流行のスタイルではないにしても、時代の重さは重量級。
こうした、「本物」は、
何十年経っても、その本来の輝きを失わないものです。
「本物」は、どんなことがあっても、
動じることのない逸品です。
「本物」は、どんな向かい風にも、
顔をそむけず、すっくと立っているものです。
そんな、逸品のグラス、Tコレクション。
「メッキ」されたものがあります。
輝かしく、そのメッキを輝く、あのメッキ。
骨の隋まで本物のそれとは、
やはり、
重さが、輝きが、違うのですね。
「メッキ」ははがれます。
それは、3年で剥がれ落ちるものもあれば、
例えば、
30年はがれずに持ちこたえるものもあるでしょう。
しかし、「メッキ」は、剥がれ落ちます。
それは、淋しいものです。
メッキが、はがれるというのは、
見ていて、
淋しいものです。