友人と話す、何時間も話す

2014年8月15日 01:01:46

久しぶりに会った友人たち

そのあまりの変わらなさぶりに腰砕けになる

価値、そして道義が同じということの驚きと幸福、そして安心感

彼らの―――もちろんぼく自身を含めての彼らだ―――言葉を聞いて

顔をしかめる大人たちもいるだろう

彼らの論理や態度に近づきもしない大人たちもいるだろう

だが、今そこにあるのは青臭い論理ではない

ちょい悪だのやんちゃジジイだのといった腐れ切ったマスコミに造られた論理ではない

彼らが闘いぬいてきた、そして戦い抜いている中から構築した言葉であり

論理だ

そのあまりに強烈な、あまりに鮮烈な、あまりに強固な青臭さは

言葉を言葉以上のものにし、同時に言葉の無力をさらけ出させる

久しぶりに友人と会った

つい数年前までは毎日会っていた彼ら

今は年に数度しか会うことがないが、なぜか身近にいる彼ら

何もかもを笑い飛ばし、そしていざ、事があれば、全力で叩き潰す

笑いながら全力でボーダーを越える

久しぶりの数時間はとんでもなく楽しい数時間だった

毎日、世界だの、存在だの、言葉だの、作品だの、芸術だの、思念だの、なんだかんだと

ぼく自身をこき使う夜が、彼らによってぶっ飛ばされる

その衝撃の気持ちよさ

それを久しぶりに味わった