言葉、言葉、言葉
2007年7月16日 02:57:46
不意に、気付いた・・・
言葉が嫌いなんじゃないか、と。
言葉、言葉と拘りながら、
その真意に目を背けてきた気がした。
喫茶店で打ち合わせの途中、
目の前の劇団員が急に両手を上げた。
何も言わずに喫茶店で両手を上げるその子もその子だが、
その一瞬に自分の言葉の限界に気付け、
と、何者かが、囁いた気がした。
その後の会話はよく覚えていない。
台風がうろうろしている池袋の駅前を2階から眺めながら、
言葉の限界に反論を試み続けた。
あっ、裏があるのか・・・
裏の裏が表じゃない裏が。
それが、言葉に拘るという真意かもしれない。
そうすると、
世の中で一番嫌悪するものが、言葉、という結論・・・
スパークし続ける論理行が、
道を間違えたとは思えない。
『千日の瑠璃』という小説を思い出した。
丸山健二という小説家。
アマゾンで見てみると、
単行本も文庫本も、古本でしか扱っていない。
呆れるばかり。
こんな100年小説を売り続けないで、何を売ってんだ。
世に出すほどの新刊がどれだけあるというんだ。
世に問うほどの文学がどれだけあるというんだ。
言葉遊びに
状況ごっこ。
宣伝をすれば売れるだけの命のない本、本、本。
歌も歌えない
歌のなんたるかも知らない彼らを彼女らを
アーティストと呼ぶ恥知らずが跋扈する恥。
自らをアーティスト言える恥知らず。
そんなカテゴリに無理やり詰め込まれ始めた、
文学という恥。
逃げの一手か、もはや・・・
やはり、やらなきゃ、か・・・
テロ、しかないのか・・・