高木ごっこ・・・277-59『稽古場で不意に眼前に見えた一枚の絵』
2007年7月23日 00:05:40
『天皇ごっこ』の稽古。
板張りの四角い空間に集まり、
一ヶ月半後に失踪する。
目の前で動き、語り、踊る俳優を見る。
創りたいイメージを伝える。
見せたいイメージを伝える。
多くを語らなくても、
この空間では、イメージは言葉以上の速度を持ち、
彼らに伝わる。
と、不意に目の前に一枚の絵が・・・
『ピート・モンドリアン―1872-1944』
モンドリアンの+と-。
白いキャンバスに描かれた祈りの抽象。
なぜこの絵が見えたのか・・・
この舞台にそんな要素はないはずだが・・・と、
考える。
抽象と祈り・・・
考えてもよくわからない。
帰宅し、画集を開く。
あった、これだ。
何か、何か、何か、何かを暗示しているのだろうか・・・
うん、
必要なものならば、また見えるだろう。
脚本はラストシーンを残すのみ。