見沢知廉3回忌追悼の会とロビーと
2007年9月8日 02:27:28
2年前の今日、
見沢知廉さんが亡くなった。
死んでしまった。
彼の生を終えた。
ここからいなくなってしまった。
どう書いても、同じか・・・
だが、「ここ」にはいる。
9月7日。
劇場で3回忌追悼の会を執り行う。
予想を超える多くの参列者。
劇場が見沢さんを悼む方々で埋め尽くされる。
お香の香り。
照明に浮かぶ見沢さんの遺影。
針谷大輔氏、木村三浩氏、蜷川正大氏、
鈴木邦男氏、そして高橋京子さんに、
お言葉をいただく。
参列者の方はご焼香。
全員が見ただろう、翼。
前日に手元に届いたのも言葉。
宮城刑務所にいる元日本赤軍の丸岡修氏より、
見沢知廉3回忌に贈る言葉。
それを読み上げるときに不意に見えた
演劇という真実。
ロビー。
お客様が外界から、劇場という異界に足を踏み入れるときの
その第一の場所。
ロビー。
外界と異界の接点。
写真は、この劇場のロビー。
多くの制作の方々が忙しく立ち働き、
お客様を迎える準備。
ロビー。
お客様と言葉を交わし、
今後の活躍を約束しあう場所。
ロビー。
美しい理念があり続ける場所。
本当に多くの方の手助けがあり、「ここ」がある。
この企画にご協力いただいた100人近くに上る方々。
その方々の誰一人がかけても
今日という日はなかっただろう。