2007年9月26日 21:27:59

何が価値か、と
今日も一日中問い続けて。
三島は檄文の最後にこう叫ぶ。

『生命尊重のみで、魂は死んでもよいのか。
生命以上の価値なくして何の軍隊だ。
今こそわれわれは
生命尊重以上の価値の所在を諸君の目に見せてやる。』

生命尊重以上の価値、

それは、どんなものか、

と、一日中問い続ける。

帰る道、失笑とともに口をついたのは、
結局、

書くか
読むか
死ぬか

それしかないじゃないか。

帰宅して、所在無く。
昔の原稿に訳あって手を入れていく。
所在無く。

仕事をしているパソコンのモニタの上に、
コトバの奴が、わしっ、と舞い降りる。
キーボードの上を動く手を見つつ、
モニタの上を横にちょこちょこ。

あっちを見たり、
こっちを見たり。

おんなじじゃないか
なあ、コトバさん。

あっちを見たり、
こっちを見たり、
何かを探して。