交響曲に飢え、本に飢え、戦う真夜中。交響曲も本もここにあり、むさぼり喰らう。

2007年10月4日 22:39:15

写真

舞台が終わり一ヶ月。
ようやく時間を取り戻していく。

傾向がはっきりしていて、
客観的に体感していく。

まず、テレビとかニュースとかを見なくなり、
新聞を読まなくなり、
漫画を読まなくなり、
移動や行動を分単位で管理して、
一分の時間を惜しみだし、

とにかく、
とにかく、

読書の時間を作る。
一秒でも、コンマ一秒でも。
そして、
良い音楽を欲する。
今はどうやら交響曲。
それもフルトヴェングラーの振るベルリン。
古い録音のものが多いけれど、
力を失っていない。

もちろん次の舞台に向けての構想は
はっきりとあり、
そのために動き始めている。

何もいらない。
何もいらない。
何もいらない。
本をここにおいておいてくれ。
一枚のレコードを聞かせてくれ。
手の届くところに拳銃を、そっと。
そしたら
原稿用紙と万年筆は、
むこうからやってくる。

何もいらない。

レコードに針を落とす瞬間の感情の振幅。
古い本をそっと開く喜悦。
「あっ!」と気付く予感の恐怖。

何もいらない。