2007年10月11日 23:34:23

コトバという名のふくろう。
正確にはミミズク。
ピンと立った耳に似た羽。
まあるい目にふわふわの翼。

男の子、

威張っているかと思えば、
おなかをすかせて甘えてくる。

仕事の合間にねっころがって、
本を読んでいると、
胸の上に着地。

その顔にふーっと息を吹きかけると、
顔をそむけて。

あっちにちょこちょこ、
こっちにちょこちょこ。
たたたたと走ったかと思うと、
新聞紙を引きちぎり、
ティッシュで遊んでいたかと思うと、
止まり木の上で目を閉じて、

生まれたときから人間によって育てられ、
人間の手から餌をもらい、
自分のことを人間だと思っているよう。

いつも上から威張って、
いつも甘えて、

コトバという名の梟。

ぼんやり見てると、
いつの間にか笑顔。