コトバとの対話と上下2律
2008年3月24日 21:39:44
熱は引き、頭痛の残る肉の袋。
部屋の空気を入れ替える。
冷たい空気がなだれ込む。
形而上であなたを抱きしめる。
それは、地下劇場の観客席での出会いであったり。
ことごとく、事事くに興味を失っていく自分を発見していたり、
冷たい空気は、室内への充満を満足する。
その冷たい空気の満足感に充足を覚える。
形而上であなたを抱きしめる。
それは、インターネット上で浮遊する出会いであったり、
形而下のことごとくに愛想を尽かし始めている自分を発見したり、
しかし、そこに囚われていることの恥ずかしさ。
自分は、日本人だろうか。
自分は、男だろうか。
自分は、生活しているだろうか。
自分は、社会を社会しているだろうか。
自分は、友人を友人しているだろうか。
自分は、右翼だろうか。
自分は、知っているだろうか。
自分は、知らないだろうか。
自分は、秒針が動くことに耐えられなくなって、
目の前のいくつかの時計の電池を抜いてしまう。
秒針が止まるのと同時に、時計そのものが止まってしまう。
そのことを知っているだろうか。
形而上であなたを抱きしめる。
形而上で。