高木ごっこ・・・439-85『大雨に進軍の足音が聞こえる』
2008年4月8日 00:36:10
トイレに2006年のカレンダがかかっている。
2月だ。
(2006年の2月26日は、日曜日なんだ)
と、意味なく思った。
そして、パステルナークが書いた2月の詩を思い出し、
何度も何度も口ずさんだ。
こんな日は、偉大な夜になる可能性が高い。
感じる。
目の前にある、あの偉大な夜を捕まえられるか。
或いは、
向うからやってきてくれるか。
22時から0時まで、どきどきしながら、
待った。
日が変わり、やってきた。
やっぱりだ。
偉大な夜。
決まって聴く音楽がある。
フルトヴェングラーのベートーベン。
歓喜の3時間。
シンフォニーを目を閉じ、聴き続ける3時間。
こんな偉大な夜しか見えない絵が見えてくる。
どうして、そんな映像がいくつも見えるのかわからないけれど、
こんな夜にしか、見えない、
完全な絵。