ここ数日どれだけの言葉を書いただろう。書きに書いて週半ば。疲労は頂点。発熱に参って稽古の帰りに一番高い栄養剤を買い、一気に飲んでみた真夜中、コトバとにらめっこをして勝った。

2008年11月19日 23:27:46

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本番前のように連日稽古が続いている。
稽古場に入ると発熱も頭痛もどこかへいってしまう。
役者は、舞台の上で死ねたら本望だ、と誰が言ったかしらないけれど、
そんな言葉を聞いてきた。
そこらのチンピラ役者もそんなことを平気で口にしていた。
(へー、そうなんだ)と何の感慨も持たずに聞いてきた。

稽古場で通し稽古を見た。
音楽を操作しながら、マグライト片手に照明をしたりもした。
見たい画があるんだ、と目の前で命をする劇団員に光を当てた。

ラストシーンが近づいてくる。
自分が書いた脚本だから、当然ラストシーンは知っている。
これまでに稽古を重ねてきたのだから、もちろん知っている。
知っているけれども、わくわくしながらラストシーンを観た。
そして、

ここで死ぬんだ、と叫んだ。
稽古場で死ぬんだ、と叫びに叫んだ。
劇団再生の稽古場で死ねたらどうだ、と問い続けていた。

とんでもない一週間の半ば。
どんなに時間がなくても本を読む時間を無理やりに作ったりしながら、
発熱したり。

言葉熱だ。
演劇熱だ。

目の前に本番を控えている『スーザンナ・マルガレータ・ブラント』
しかし、
次の舞台の画があふれている。
数週間前にフラッシュした一枚の画。
なんの画かわからなかったけれども、
その画にぴたりのタイトルが、言葉が、見つかった数日前、
そうか、

次の舞台はこれなんだ、と確認した。

ここ最近毎日高速道路を運転。
眠る時間がなく、運転中に眠くなる。
窓を全快にしひとりでしゃべり続けている。
明日もまた運転。

そんな真夜中。
帰宅してコトバとにらめっこ。
勝った。

煙草に火をつけて、劇団員を呼んでみた。
みき、いなほ、なおと、けーこちゃん、さとまり、あゆ、ゆう、たかお、あゆみちゃん、ゆーこちゃん

明日も通し稽古。
また音も照明もやろう。楽しい。とっても楽しい。

嬉しいな。

もう少し眠る時間があれば、もっと嬉しいのに。