発熱にイラつきピアノの音はイ短調
2009年2月10日 00:30:51
ピアノを弾いた。
息抜きになるかな、と引き受けて、弾いてきた。
和服のいい匂いのするお姉さんがコーラをくれる。
トイレに立ち、鏡の前に立った。
そこには、かさかさの肌をして、
まぶたを痙攣させている自分がいた。「冗談じゃねえ」とそいつが言った。
稽古場で流れたシオンの声が頭の中を繰り返す。
「今日もまんざらじゃなかった
もう金が残ってないのと
やけに風が冷たいのと
まだお前を忘れられないことをのぞけば」
部屋にあがるエレベータの鏡に、また自分が映った。
爆破したい。と思った。街を。
神も仏も悪魔もなにも居ないことを知っているけれど、
ひたすらにこうべを垂れる。
お願いします。
書かせてください。
書かせてください。