眠くて仕方ないコトバは不機嫌になり、高木は夜のドライブ

2009年4月11日 14:42:40

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先日の公演の客入れ音楽の一曲目は、
TheMODSの『夜のハイウェイ』だった。好きな曲だ。古臭い曲だ。

♪〜夜のハイウェイ、お前を乗せて
夜のハイウェイ、俺は飛ばすぜ
夜のハイウェイ、お前を乗せて 涙は危険なドライブ〜」

今、こんな歌詞を書く人は稀だろう。
ほとんど全ての言葉が死語に近い。
お前を乗せて俺は飛ばすぜ! と歌う歌手は今とてもいないだろう。
もちろんこの曲はずい分と昔の曲だ。30年近く前ではないだろうか。
『夜のハイウェイ』という映画もあった。好きだったな。
MODSも出ている。主演は、木村一八だったか。

好きな曲だ。
バイクで稽古からの帰り道にふと、歌っていたりする。
そして、ドライブが好きだ。車の運転が好きだ。
ぼんやりと一人で運転するのが好きだ。

だから、

というわけではないけれども、箱根までドライブ。車の運転。
コトバは留守番。『行ってくるよ』と言うと、少し顔をこっちに向けたけれども、

眠い眠い。

眠い顔でちょっとご機嫌が悪い。
いい子でまってなさい、と声をかけた。
いい子で待ってるわけがない。ティッシュをこれでもかとくわえ出し、
布団の上で暴れ周り、吊るしているシャツをつつきまわし、
帰ってきたときの惨状が目に浮かぶ。

まあ、それもいいだろう、そう思う。
好きなようにここで。
好きなようにここで。

ドライブには連れて行けないけれど、君の宇宙は、ここだ。