2009年9月7日 23:37:35

9月7日。見沢さんの命日。お墓参り。
この2年、毎月お墓参りに来ているけれどもいつも良い天気。
そろそろ雨が降ったりしないかな、と先週から思っていた。
先週の天気予報で、台風が発生していることを知った。
日本に向かってきているらしい。
進路によっては、今日あたり大荒れの台風かもしれない。
そう感じていた。

台風はどうなったのか、
驚くほどの晴天だ。
木陰は涼しいけれども日向は痛いほどの晴天だ。

13時にお寺さんに集まった。
お母さん、設樂秀行さん、大浦信行監督、深笛義也さん、
磯崎いなほ、あべあゆみ、宮永歩実、そしてぼく。
ころすけ君(市川未来)は、仕事の都合で夕方にお参り。

良い天気ですね。

8人で墓前で話をする。
見沢さんの生前の話。のんびりと墓前で話す。

見沢さん、聞こえていますか。
こんにちは。本とに良い天気ですね。
公演を終えてこないだ来た時も良い天気でしたね。

見沢さん、聞こえますか。
みんなの声が聞こえますか。

ここに来ると、やっぱり本当のことを話してしまう。
見沢さん、これまで話したことは全部本当なんですよ。
仕事の話をしましたね。
演劇の話もしました。
お母さんのことも話しましたね。
女の話もしました。
悪い話もしましたね。

聞こえますか。
今日話したことも本当のことなんですよ。
見沢さんも見沢さんの言葉を手に入れたことがあるでしょ。
ぼくも、こないだ新たに言葉を手に入れたんですよ。

場所を移し、歓談。
大人たちは、マンゴーパフェを食べながら見沢談義に花を咲かせ、
劇団再生のぼくたちは、食欲旺盛に食事しながら、
どうでもいい話に花を咲かせ、
みんながそっと4年前の今日を思う。

みんながそっと今日を思う。

見沢さん、来月また来ますよ。
とっておきの話をしますよ。

見沢さん、また来月会いましょう。