劇団再生3回目の忘年会
2009年12月31日 00:25:04
昨年にもまして、たくさんの方にご参加いただいた。
新宿や渋谷という足のよい場所では決してない、東武練馬という街。
終電も早いし、周りに何があるという街でもない。
劇団の稽古の都合でいつもここで忘年会。諸先輩方に申し訳ないと思いながら、
みなさん、快く参加いただいた。
驚きのプレゼントを作ってくれた森本薫氏、
いつも劇団再生を宣伝、集客に努めてくれる高橋あづさ女史、
どんな一年だったのか劇団員磯崎いなほ、
まさにプロの技を持つヘア&メイクの香春氏、
スタッフに恵まれている。恵まれすぎている。恵まれ過ぎて持ち前の甘え心がつい、
働いてしまう。
設樂秀行さん。
見沢さんと行動を共にし、今も思いを思い続ける。
たくさんの言葉を交わした。読書家でもある。話題も豊富だ。
特殊な経験を多くしてきた彼の思考は、けれどもとてもシンプルだ。
シンプル故に、触れると、斬れる。
鈴木邦男さん、大浦信行監督、あべあゆみ、ころくん。
鈴木さんは今年もたくさんの本を世に問われた。
大浦監督は映画を着々と進められ、あべあゆみはそのカメラに立ち、
ころくんは、劇団再生に喝をいれながら、
この日もスタッフ・関係者・劇団員のためにプレゼントを用意していた。
時間がかかった作業だろう。ころくんが一人ひとりにプレゼントを配った。
写真家の平早勉さんと田中惠子。
こうしてカメラを構えられることに子供のように笑顔を笑われるアウトロー。
そうだ、どんな形容がいいかと考えた。
極道、という言い方が近いかなと思っていたけれど、アウトローだ、と言われた。
小さなゆーこちゃんと平早さん。
去年は飲みすぎました! 今年は大丈夫です!
と胸を張ったゆーこちゃん。ゆーこちゃんの一年もまた過ぎていく。
こうしてカメラを向けてみると、いろんなことを思い出す。
髪がとても長かったゆーこちゃん。大変だった頃を思い出すというのは本当だ。
見沢知廉三回忌に駆けずり回った夏、準備に忙殺されたゆーこちゃん。
多分、ぼくがこうして思い出す以上に大変だったんだろうな、と思う。
全員で写真を撮る。
休団中の田上雄理も小さく存在を主張する。
一番奥では、ツカムラケイタ氏がどっかと存在を存在し、劇団再生の3回目の忘年会。
鈴木さんと読書論に進め方を打ち合わせる。
来年のトークライブの話をする。
いつもお忙しい中、劇団再生を気にかけていただき、叱咤いただく。
宮永歩実と名前を出すことのできない謎の人物。
何年の付き合いになるのかわからないけれども、いつも公私ともどもお世話になる。
写真はまずい、と自ら目を隠し、それでも終始楽しそうに過ごされていた。
3回目の忘年会。
劇団になり、丸2年を過ごしたんだ。
数本の舞台を上演し、たくさんの方と出会い、
いろいろなことがはっきりとしてきた。丸2年か。望んだ方向に進んでいる。
はっきりさせようじゃないか、なぁ、劇団再生。
中途半端だけはなしだ。このまま荒野を旅する道か。いや、道なんかねぇ。
手探りで傷だらけになりながらだ。
あっちで転び、こっちで擦りむき、気が付けば血がにじみ、青あざができ、
なんだ、これまでとおんなじか。
おもしれーじゃねぇーか。
血がにじんでいることに気が付かず笑い続ける劇団員。
青あざを子供のように眺め回す劇団員。
このまま荒野を旅するか。