コトバ君がなにやら呟く

2011年1月13日 21:28:42

写真

外を見ながら一言

世界はどこだ

コトバ君が呟く

多忙を極めた一月上旬もあと数日で一段落つきそうだ。
続き続ける微熱と鈍痛。頼むからもう少し仕事をさせてくれ。
くそったれの肉体に苦笑交じりで呟いても肉体が答えることもなく夜。
毎日毎日読んで書いて読んで書いてあっちに連絡こっちに連絡。
刹那的な原稿をメールで送りながら沸沸とぼくの言葉が発熱する。
言葉。待ってろ。まだだ。書き始めるには時期がある。発熱が頂点に達する直前、
それまで待ってろ。大丈夫。このままでいい。待ってろ。まだだ。言葉。焦るな。
見えてるんだよな。わかってる。わかってる。
言葉。お前とどれだけ付き合ってきたと思っているんだ。
言葉。お前と交わした偉大な夜。言葉。お前を抱いて泣いた夜。言葉。お前を捕えた夜という夜。
まあ待ってろ。大丈夫だ。言葉。そんな微熱じゃ誰も殺せない。熱は頂点直前。
その時が来たら俺の熱を抱かせてやる。言葉。俺たちは空を手に入れた。空を知った。
言葉。俺たちは世界の存在を知った。言葉。お前の手は俺の手に比べ少し小さい。
言葉。自信がありそうだな。ものにする自信があるんだな。わかってるって。

コトバ君がまた呟く

餌をくれ

腹が減った

コトバ君が呟く