コトバが遊びにやってきた
2012年2月23日 22:06:19
次から次に締切がやってくる。
机について真面目に原稿を書いている。
書いては送り、書いては送る。
書評、読書代行、脚本、雑文、あれやこれや、手当たり次第に書いている。
体の疲労か、頭の疲労か、酷い偏頭痛だ。
何時に薬を飲んだのか思い出そうとする。
数時間しか経っていない。ちょっと間隔が短いな、と計算する。
数時間か、薬が全然効きやしない。
分かりきった頭痛ならなんとか対処のしようもあるが、
偏頭痛だけは、苦手だ。この痛みと不快感はどうしようもない。
キーボードで入力を進める。
次から次に原稿を書いていく。
その音が好きなのか、嫌いなのか、コトバがふわりと手元に飛んできた。
飛んできて、指先をくちばしでつつく。
ちょうどいい。休憩にするか。
コトバの頭をなでる。
気持ち良さそうに目を閉じるコトバ。
ふんわりとした毛は、この手にも気持ちいい。
コトバの頭をなでながら、明日なんかない、と言ってみる。